死は誰にでも訪れます。身近な人の死はとても辛く耐えがたいものです。しかし私たちはそれに向き合わなければなりません。そんな辛さを少しでも和らげ、前へと一歩踏み出すきっかけとしてご葬儀は執り行われてきました。曹洞宗のご葬儀は故人の「仏の弟子」としての新たに送り出す儀式でもあります。故人の新たな門出を静かに見守っていただきたく思います。
・大切な人が亡くなったら、まずご連絡ください。枕経に伺います。
・枕経後に火葬、葬儀の日程や内容についてご相談させていただきます。
- お布施はいくらですか?
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お布施は喜捨の心による仏行ですので本来明確な基準はございません。
しかし、寺院運営のためにある程度の目安を設けさせていただいております。それぞれのご事情に配慮致しますので、不明な点はお気軽にご質問ください。
- 遠方に住んでる場合はどうしたらいいですか?
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まずご連絡ください。菩提寺として、それぞれの事情に配慮し対応させていただきます。
現地に伺って葬儀をさせていただく事も可能です。 - 檀家でなくでも葬儀はできますか?
- 檀家でなくてもご葬儀させていただきます。しかし、すでに菩提寺がある場合はお断りさせていただく場合がございます。
中陰法要について
亡くなってから四十九日間を中陰(ちゅういん)と呼びます。この期間は七日ごとに中陰法要として供養させていただきます。ご葬儀の際にご戒名をいただいて仏の弟子となった故人は四十九日目にお釈迦様のもとにたどり着くといわれています。中陰法要には故人を弔うとともに、おそらく仏の弟子として修行に励んでいるであろう故人を応援するような意味もあるのです。また残された遺族が自分自身の悲しみと向き合う大切な期間でもあります。
仏送りについて
能持院のある地域では一般的に、二七日や三七日にあわせて納骨を行います。これを「仏送り(ほとけおくり)」といいます。仏送り後に自宅の祭壇の撤去も行われます。それぞれの家庭の事情に配慮いたしますのでご相談ください。
一般的な仏送りの流れ
- 自宅にて仏送りの法要(30分程度)
- 墓地にて納骨
- お寺へお参り
- 会食(法要開始から約1時間半後を目安にご予定ください)